白山学園の方針(基本理念)

白山学園の支援方針(基本理念)

教育方針イメージ

 

社会福祉法人慶育会の理念の基、白山学園を通過施設と位置付け、児童や家族の想いに寄り添い、その状態像に合った方法を多面的にとらえチームで支援し、心身の状況に応じその児童の特性や能力を最大限に発揮させ、児童一人ひとりが生き生きと生活し、生きる力をつけ、各関係機関等と連携し次のステップにスムースに移行できるよう支援します。

1.挨拶、返事のできる明るい子
2.身体を清潔にし、病気にかからない子
3.自分でできることは、自分で行うがんばる子
4.あきらめずに決めたことを続けられる子
5.自分の気持ちを自分のことばで話せる子


令和6年度 白山学園事業方針

目標イメージ

 今年度の高等部卒業生は1名である。移行は保護者の協力なしには難しいことが多いため、早い段階から各市町村・保護者・学校・児童相談所・相談支援事業所などと連携を取り、スムースな移行を目指していきたい。また、措置延長児が1名いるため、日中活動の計画などを充実させるとともに各関係機関と連携を取りながら移行を進めていきたい。
 令和3年度に示された「障害児入所施設運営指針」により、福祉型障害児入所施設の求められる機能は発達支援機能、自立支援機能、社会的養護機能、地域支援機能となった。これらは従前から支援してきたことであるが、障害児支援においては児童の発達における幅が大きいこと、個人差が大きいことなどを踏まえ、個々の児童の特性や性格、障害の程度、本人やご家族の想い等を総合的に判断しながら、担当職員を主にチームで将来を見据えた支援をしていきたい。
 毎日変化していく児童に対応し、移行も進めていくためには、職員一人一人が自己研鑽を行いスキルアップしていかなければならない。白山学園は通過施設であることを念頭に置き、支援に当たっている。その支援の中に求められるものは、多面的に物事を捉えられること、また、どのような状況下においても、言葉遣いや支援の丁寧さを意識して取り組んでいきたい。


令和6年度 白山学園事業目標

(1)チームワークと言いあえる職場の環境づくり
 より具体的な個別支援計画や移行計画の立案と支援の手だてが考えられるようチームが協働で支援していくとともに、職員が言いあえる仲間作りと風通しの良い環境で職員も元気に自分の力を発揮できる。
(2)児童を尊重する姿勢と支援
 児童一人ひとりの人格を尊重し、支援者として常に児童の立場に立ち、その想いを理解し、自分の支援を日常的に見直すことを続けるとともに、職員の言葉遣いや丁寧な支援に取り組む。
(3)学校及び関係機関との連携
 学校や児童相談所、市町村等などと密な連携を取り児童の福祉やスムースな移行を実現していく。また、家族とも密に連絡を取り信頼関係を築いていく。
(4)感染症への対応と創意工夫
 施設内の環境整備と感染防止に努め、児童も職員も健康で生活し、創意工夫しながら行事等を実施していく。また、今年度中に業務継続計画を作成する。